CLT木材使用推進メディア ~CLTs~

 

日本林業の起爆剤
CLT木材

 

国⼟の7割が森林である⽇本。森林大国日本の林業をSDGs、持続可能な社会への貢献、地⽅経済の活性化など、さまざまな点から推進する可能性を持つのが「CLT木材」という新しい木材。このサイトではそんなCLT⽊材についてと低コスト‧⾼品質なCLT⽊材を製造販売するメーカーを紹介しています。

そもそもCLT木材とは

集成材イメージ 合板イメージ CLTイメージ

CLT木材とはCross Laminated Timber(JASでは直交集成板)を略語で、ひき板(ラミナ)を並べ繊維が直交するように接着した木質パネル材のことです。強度と品質が均一化され、中・大規模建築物の壁や床などの構造材として使用したり、土木用材や木製家具にも活用されています。似た言葉に集成材がありますが、こちらは厚板を繊維方向に平行に重ねて接合してつくられてるため、厳密には別物となります。オーストリアで開発が進められた木材で、その後イギリスやスイス、イタリアといったヨーロッパ、アメリカ、オセアニアと幅広い地域で普及していき、耐久性や低コスト化の実現といったメリットから今日にいたるまで、さまざまな建築物に活用されてきました。日本でも2013年には製造規格となるJASが制定されました。その後2016年にはCLT関連の建築基準法告示が公布・施行されるなど、一般利用も可能になるなどの動きを見せています。製材メーカーをはじめ建築施工業者、工務店での取り入れも進んでおり、普段目にする建築物でも使用されています。

しかし、まだヨーロッパ・アメリカといった諸外国とのCLTに関する技術、意識には開きがあります。外国ではCLT木材を用いた10階以上の高層建築物も建てる計画が進むなど、鉄筋コンクリートからの代替資材として注目を集めています。豊富な山林資源を有する日本としても、あらたな資源活用の方法に目を向け活用できるようになることが重要なミッションと言えるでしょう。

CLT木材に関するその他の情報については下記にまとめています。チェックしてみてください。

CLT木材の基礎知識

CLT木材の使い方

CLT木材とは、横に並べられたラミナ(ひき板)に繊維が直交するように接着した木質パネル材のこと。強度が高く品質が均一化されている利点を活かし、住宅の壁や床、土木用材、木製家具など、幅広い木造製作物に活用されています。

また、柱や梁などに使用する「線材」とは異なり、CLT木材は工場で完成品まで加工して現場ですぐに使うことが可能。強度の高いパネル形状の木材なので、RC造のような面で支える建築にも使うことができます。
日本では法令基準があって不可能ですが、欧米ではCLT木材を使用した10階建て以上の高層建築物も誕生しています。

CLT木材のメリット・デメリット

CLT木材のメリットを表した画像

日本ではまだ流通量・取引量が少ない木材のため、建築コストが高くなってしまう点がデメリットですが、ほかに目立ったデメリットはありません。
一方、メリットとしては、他の一般的な木材に比べて工期が短くなること。工場でCLTパネルを作ってから建築現場へ運ぶため、現場での作業負担が軽減されるからです。

また、デザイン性の高い凹凸のある建物も作ることができること、コンクリートの1/5程度という軽さを備えていること、建材として向いていない木もCLT木材の素材にできること、断熱性能に優れていることなども、CT木材のメリットと考えて良いでしょう。

CLTの補助金について

国ではCLT木材の普及を積極的に推進していますが、推進活動の一環として、CLT木材の普及に資する活動を行う事業者に対し各種の補助金制度を設定しています。

CLTの補助金制度に特に積極的な省庁が林野庁。「JAS構造材利用拡大事業」「木質耐火部材等利用拡大事業」「CLT建築実証事業」は、CLT木材の普及も目的とした林野庁主導の補助金制度です。

国土交通省が行う「サステナブル建築物等先導事業」の補助金にも、CLT木材普及の趣旨が含まれています。

集成材とCLT木材の違い

集成材とは、複数のラミナ(引き板)の繊維方向を揃えた状態で重ね、接着剤で貼り合わせた木材のこと。構造用と造作用の2種類があり、構造用は住宅の柱や梁などに、造作用は住宅の内装や家具などに用いられています。

一方でCLT木材とは、複数のラミナ(引き板)の繊維方向が互い違いになる要領(直交)で重ね、接着剤で貼り合わせた木材のこと。1枚目は繊維が横方向、2枚目は繊維が縦方向、3枚目は繊維が横方向…、という具合に、横と縦を交互に重ねて作ります。
一見、似たような木材に見えますが、集成材に比べ、CLT木材のほうが強度が高いことも大きな違いです。

CLT・LVL・NLT・DLTの違い

CLTとは、引き板の繊維方向が直交するように重ねて接着させた木材。直交集成材とも言われます。LVLとは、単板の繊維方向に水平に重ねて接着させた木材。単板積層材とも言われます。NLTとは、引き板をアルミ製の釘で繋ぎ合わせた木材。釘接合集成板とも言われます。DLTとは、接着剤も釘も使用せず、木ダボで接合させた木材です。

いずれの木材も、一見して同じように見えますが、板の重ね方や接合方法などの違いにより、強度やデザインの可変性が異なります。それぞれの木材の一長一短を理解し、目的に合った木材を選ぶことが大切です。

CLT木材の歴史

CLT木材の歴史を表した画像

CLT木材のアイディア自体が生まれたとされるのが、1990年代のドイツ。その後、1995年にオーストリアでアイディアが実際に製品化され、その技術はイギリスやイタリアなどヨーロッパ一円に拡大しました。
のち、アメリカやカナダ、オーストリアにも普及。その強度の高さが注目され、高層建築物にも採用されるようになりました。日本でCLT木材の生産が始まったのは2009~2010年頃と言われています。ただし、生産が始まってからすぐに国内に拡大したわけではありません。拡大するきっかけとなったのは、2013年のJAS規格の制定と、2016年のCLT木材に関する建築基準法広告。法令の整備や技術向上が進めば、さらに国内にCLT木材が拡大していくことでしょう。

CLT木材の日本農林規格(JAS)

2013年12月、CLT木材を対象とした日本農林規格(JAS)が制定されました。日本農林規格とは、林産物などに関する国の品質規格のこと。規格を満たすことで、高品質であることを国が認証する「JASマーク」を表示することが可能となります。

CLT木材の日本農林規格が制定された背景には、品質・強度の確かな建築資材への需要増加があると言われています。建築基準法の改正によって木造による中・大規模建築物の建築が可能になったことから、CLT木材への需要が高まったことが背景にあるようです。

海外におけるCLT木材の活用

1995年にオーストリアで生産が始まったCLT木材ですが、以後、その強度やデザインの汎用性が注目され、2022年現在では欧米のあらゆる国々でCLT木材を使用した建築物が作られています。

たとえば、2009年にロンドンで完成した「Murray Grove」。CLT木材を使用した9階建ての高層住宅です。一般的なRCの場合、工期に72週間はかかる建築物ですが、短工期を特徴とするCLTにより49週間で完成へと至りました。
また、ウィーン郊外にある商業施設「G3 Shopping Resort Gerasdorf」は、8,000立方メートルものCLT木材が使用された建築物として有名です。

CLT木材の減価償却はどうなるの?

高額な資産の購入費用を法定耐用年数に分けて費用計上する減価償却。CLT木材を使った建物も高額な資産の一種となるため、もちろん減価償却の対象となります。

ただし、いかに強度の高いCLT木材を使った建築物とは言え、ジャンルは従来の「木造建築物」に属します。木造建築物の法定耐用年数は22年。つまり、CLT木材を使った建築物の減価償却期間は22年ということになるでしょう。
ちなみに鉄筋コンクリート造の減価償却期間は47年、重量鉄骨造のそれは34年となっています。

CLT木材が日本の林業や森林を救う

日本の林業の衰退が深刻化しています。昭和30年代には木材の自給率が9割以上だった日本ですが、令和の現代では実に2~3割まで低下(※)。残りの7~8割は、輸入木材に頼っているということになります。

一方で日本は、国土面積の約67%が森林。世界有数の森林大国と言われています。日本の資産とも言える森林を、国内市場で有効活用しないわけにはいきません。
そこで注目されているのがCLT木材。法律の改正などを足がかりに、CLT木材の用途が大きく拡大しています。日本の林業や森林を救うのは、CLT木材の需要増かもしれません。

※参照:林野庁「木材需給表」(https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/mokuzai_zyukyu/

CLT木材の断熱性

CLT木材は「多孔質材料」。「多孔質」とは微細な穴が無数に存在しているという意味ですが、穴の中には空気が含まれているため、「多孔質」の素材は熱伝導性が低くなります。熱伝導性が低いとは、言い換えれば断熱性が高いということです。

なお日本政府は、2013年から2030年までの17年間において、各種事業者に対して約40%のエネルギー消費削減を求めています。エネルギー削減のための有効な方法は、冷暖房の使用量を抑えること。断熱性の高いCLT木材は、政府の推進するエネルギー消費削減に大きく貢献するかもしれません。

CLT木材の塗装について

屋内の柱や梁などで見られるように、木材に塗装をせず、あえて表面に見せるようにする仕上げ方を「現し」と言います。日本の伝統美にも通じる「現し」ですが、エクステリアなどの屋外の木材を「現し」とすると、風雨や紫外線などの影響で木材が劣化するので要注意。屋外に木材のエクステリア等を設置する際には、塗装を施すことが一般的と考えてください。

CLT木材の場合は、無垢材に比べれば屋外環境に強いと考えられますが、引き板の接合部や端などでは断面があらわになっているため、それらの部分から雨水などが入り込まないよう、十分な塗装をすることが望ましいでしょう。

CLT木材普及にある課題

CLT木材の抱える課題を表した画像

今後ますますの普及が期待されるCLT木材ですが、現実として、普及を阻むいくつかの課題があることは否めません。課題とは、CLT木材そのものの品質的・技術的な課題ではなく、CLT木材を扱う業者側における課題です。

日本でCLT木材の生産が本格化し始めてから、2022年現在、まだ数年しか経っていません。建築業者においては、CLT木材の取り扱い経験が不足しています。設計の反映のさせ方、予算の問題、調達方法の未共有、施工後に想定されるトラブルの不透明性、維持・メンテナンスにおける理解不足等々。
今後、国内の建築実例が増えていくことで、少しずつ課題が解決に向かっていくことでしょう。

CLT木材を製造・販売するメーカー一覧

高品質・低コストを叶える
CLT木材製造・
販売メーカー2選

木材のみ購入したいなら

サイプレス・スナダヤ
サイプレス・スナダヤの特徴
  • CLT木材の自社一貫生産による中間コスト削減で、低コストでの供給を実現
  • 品質の高いヒノキ材の販路を持っており、ヒノキCLT木材の価格・品質に自信あり

設計から依頼したいなら

銘建工業
銘建工業の特徴
  • 設計・製造・施工までワンストップで対応できる有名建材メーカー
  • 3×12mの最大サイズCLT木材の製造にも対応可能
※日本CLT協会が発表する「CLT製造企業一覧表」に掲載される国内のJAS規格に適合するCLT木材メーカー8社の中から、年間製造能力の上位2社(2022年1月11日調査時点)を選出しました。

銘建工業

銘建工業公式HP
引用元:銘建工業公式HP
(https://www.meikenkogyo.com/)

70年代から集成材の生産をスタート。集成材の機械と併用することでCLTの生産量を確保しており、CLTの製造や販売だけでなく設計・施工まで広範囲に相談に応じます。

銘建工業の
CLT木材について
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サイプレス・スナダヤ

サイプレス・スナダヤ公式HP
引用元:サイプレス・スナダヤ公式HP
(https://www.sunadaya.co.jp/)

材木商として明治時代に創業。現在は愛媛県を中心に集成材やCLTなどの質材料の製造に徹した体制を組んでおり、充実した工場と新しい設備により大量生産が可能になっています。

サイプレス・スナダヤの
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山佐木材

山佐木材公式HP
引用元:山佐木材公式HP
(https://woodist.jimdo.com/)

構造用集成材の製造で優れた実績を持つメーカーです。製材から加工、仕上げまで一貫した生産体制で、現在は大型木造建築やCLT木材の利用ノウハウの提供まで行っています。

山佐木材の
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鳥取CLT

鳥取CLT公式HP
引用元:鳥取CLT公式HP
(https://www.tottoriclt.co.jp/)

形態は協同組合ですが、集成材・CLTの製造・販売を行うメーカーとして事業展開しています。三層構造のパネル集成材を中心に大壁仕様の高品質CLT木材も提供しています。

鳥取CLTの
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西北ブライウッド

西北ブライウッド公式HP
引用元:西北ブライウッド公式HP
(https://www.seihoku.gr.jp/seihoku-plywood/)

徹底した品質管理で70年近く木質建材の生産を続けてきたメーカー。4つの工場で対応し、LVL製造ノウハウを活用し中・大規模建築物向けCLT木材を提供しています。

西北ブライウッドの
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中東

中東公式HP
引用元:中東公式HP
(https://chuto.jp/)

石川県を拠点に全国の文化・教育施設で実績がある会社です。大断面集成材建築をメインに成材・CLTの製造販売や設計、施工まで対応。アジア各国にも事業展開しています。

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オホーツクウッドピア

オホーツクウッドピア公式HP
引用元:オホーツクウッドピア公式HP
(https://woodplaza.or.jp/member/member-4389/)

北海道産の植林木を原料とした建築材を提供しているメーカーです。中断面・大断面集成材など加工を主体として、北海道だけでなく本州からのオーダーも受け付けています。

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ティンバラム

ティンバラム公式HP
引用元:ティンバラム公式HP
(https://timberam.co.jp/)

構造用集成材やCLT木材を取り扱う秋田県のメーカーです。先端的なプレス機を整備しCLTを含む多くの集成材に対応。デジタル技術を駆使し高精度加工を実現しています。

ティンバラムの
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株式会社スカイ

株式会社スカイ公式HP
引用元:株式会社スカイ公式HP
(https://www.skygroup.jp/)

伝統技術と機械加工を組み合わせて、住宅資材を構造計算から特殊加工、施工までに対応している会社です。一級建築事務所や施工管理、特殊加工専門の職人までを自社で提供しており、CLT木材については大判サイズの加工にも対応。中判サイズは当社比で最大50%の施工時間短縮を可能としています。

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志田材木店

志田材木店公式HP
引用元:志田材木店公式HP
(https://www.shida-lbr.co.jp/)

志田材木店は木造建築を専門に請け負う会社であり、新潟県内でいち早くCLT加工機を導入した実績をもっています。イタリア・ユニチーム社やドイツ・フンデガー社製の加工機を用いて、CLT木材や集成材の製造販売を行っています。地元産の良質な杉・ブナ材のほか、北米など海外の木材も取り扱っています。

志田材木店の
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ジャパン建材

ジャパン建材公式HP
引用元:ジャパン建材公式HP
(https://www.jkenzai.co.jp/)

ジャパン建材は「快適で豊かな住環境の創造」を理念として、戸建住宅向けから公共施設・商業施設など幅広い木質構造建築を手掛けている会社です。生産した構造部材の施工も請け負っており、プライベートブランドの展開や建材フェアの実施など、CLT木材を含む良質な住宅資材の普及に取り組んでいます。

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MECインダストリー

MECインダストリー公式HP
引用元:MECインダストリー公式HP
( https://www.mec-industry.com/)

鹿児島県に本社を構える企業で、三菱地所グループの一員です。原木を丸太に加工し、製材・製造に至るまでの過程で発生するバークやおが粉などを有効に活用することに力を入れています。CLT木材を製造し、建材として販売も実施。

MECインダストリーの
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CLT木材を建築物に使用するメリット

CLT木材は板材を繊維が直交するように積層接着しているため、壁パネル単体でも耐震性は高いですが、厚みのあるCLT床パネルと組み合わせることでさらに強固になります。

湿度20%以下に乾燥させてから接着するため強度と建材としての安定性が高いです。また金具が腐食する可能性は低く、防腐防蟻の塗布により耐久性が向上するとされています。

日本ではメーカーが少なく普及の初期段階なので製造コストは高めになりますが、工場で加工されて現場ですぐに作業できるため工期が短縮し人件費を下げる効果が期待できます。

木材なので燃えますが鉄骨と比べ熱伝導率が低く、CLTのような木材厚板は火災になってもにすぐに燃え広がることはなく、1時間以上経っても燃え尽きることはありません。

建築物の木造化は地球温暖化防止と森林保護の立場からSDGsに大きく寄与します。CLT木材は耐震・耐久性が高く「11 住み続けられるまちづくりを」に貢献します。

CLT木材を活用した中・大規模木造建築は林業の振興や森林資源循環に寄与。木材の使用量が多いため脱炭素への貢献度が高くなり、ESG投資の観点からも評価が上がります。

【PR】あらわし仕上げのCLT木材活用

CLT木材は木の材質感を演出するために構造材を見える状態で仕上げる”あらわし”で使用するケースも多く建材としての機能だけでなく内装デザインに広がりを持たせることが可能。そうした建築事例を紹介します。

CLT木材の樹の種類

本州北部から九州まで日本では広範囲に分布。真っ直ぐに伸び木目も直線的で加工がしやすいため建築材に適しています。成長が早く軽量なので古くから植林が盛んに行われました。

針葉樹の中で特に優れている木材と言われ、古来から寺社建築など高級建材として使われてきました。耐久性が高く、色や年輪も美しいため造作材や家具材としても使用されます。

スギとヒノキを使用して製材されたものです。それぞれの良い部分を引き出せるため高品質なCLT木材が完成。コストが高いヒノキにスギを合わせ価格を抑えることもできます。

日本では主に寒冷地に分布。スギよりも硬く針葉樹ですが秋には落葉します。辺材は黄白色で肌目は粗く割れやすいですが、技術の進歩により近年は建材にも利用されています。

北海道地方に分布し、道内総蓄積の約4分の1、針葉樹蓄積の約2分の1を占めます。白く見た目が良いので柱や梁に用いられ、CLT活用のための研究や試験が進められています。

CLT木材を活用した建築物事例

脱炭素やSDGsなどの動きに合わせ日本でもCLT木材を使ったビルの木造化・木質化が進んでいます。国内や海外でハイブリッド工法による大型木造ビル建築事例があります。

地域振興や脱炭素を掲げ、主にゼネコンなどの建設会社がマンションの木造化プロジェクトを進行中です。海外では1階より上をすべて木造化した集合住宅の建築事例もあります。

脱炭素・循環型社会の実現に向け商業施設の木造化も拡大しています。日本では小規模のものが多いですが、海外では先進的デザインの大型ショッピングモールの事例もあります。

近年、体育館やスタジアムといった大型公共施設も木造化の波が来ています。日本では地域のシンボルにもなり、海外では大学内にCLT木材を使った体育館も建築されています。

社会福祉施設では、CLT木材の普及が進んでいるとはいえない状況です。しかし、少しずつではあるものの、施設で活用した事例が増えています。CLTが持つ木目を活かせば、木に囲まれたリラックスできる空間を生み出すことも可能です。

CLT木材は、さまざまな建築物に応用されていますが、近年では工場で採用するケースも見られます。主に導入されているのは、木材や集成材などの加工工場ですが、数週間の工期短縮を実現した事例もあります。

CLT木材は、資材などを保管する倉庫にも適しています。実際に倉庫でCLT木材を活用している事例は多く、大規模な空間を確保しているケースも見られます。また、CLT木材によって少コスト化を実現した会社もあります。

学校などの教育施設でも採用が進みつつあるCLT木材。CLT工法を用いた学校もすでに完成しており、今後も同様の事例が増加すると考えられます。一方、一部にCLT木材を使った校舎は全国にあるため、参考にできる点も多いのではないでしょうか。

CLT木材は、体育館や工場・倉庫などだけではなく、店舗でも活用が進んでいます。持ち帰り弁当のお店からコインランドリーまで幅広く、業態を問わずに活用されているのが特徴です。商店街の仮設店舗に採用したケースも見られます。

CLT木材を活用した工法と他工法を比較

鉄骨造のことです。軽量鉄骨造と重量鉄骨造に分かれ安定した品質を確保でき、耐震性・耐久性に優れるのがメリット。高熱になると強度が落ちてしまうデメリットもあります。

鉄筋コンクリート造のこと。震性・耐火性・遮音性に優れ、劣化が起きにくいため耐用年数が長く設定されます。重量があり工期が長いので建築費用が高いのがデメリットです。

高品質・低コストを叶える
CLT木材製造・販売メーカー2選

木材のみ購入したいなら

サイプレス・スナダヤ
サイプレス・スナダヤの特徴
  • CLT⽊材の⾃社⼀貫⽣産による中間コスト削減で、低コストでの供給を実現
  • 品質の⾼いヒノキ材の販路を持っており、ヒノキCLT⽊材の価格‧品質に⾃信あり

設計から依頼したいなら

銘建工業
銘建工業の特徴
  • 3×12mの最大サイズCLT木材の製造にも対応可能
  • 設計・製造・施工までワンストップで対応できる有名建材メーカー
※日本CLT協会が発表する「CLT製造企業一覧表」に掲載される国内のJAS規格に適合するCLT木材メーカー8社の中から、年間製造能力の上位2社(2022年1月11日調査時点)を選出しました。
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