耐震性、断熱性、遮音性に長けたCLT材は、人にも環境にも優しいとして公共建築物に使われるケースが多いです。このページでは、消防署のCLT活用事例やその他木材を使用した消防署の建築事例などをまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
大きな屋根が目を引く、木材の風合いを生かした消防署の事例です。町産木材を積極的に使用し、優れた間取りと自由度の高いデザインを実現しています。CLTは軒の出部分だけでなく、梁や階段の踏み版、天井などにも使用。あらゆる部分に採用できるのも、高い強度を誇るCLTならではの特徴といえるでしょう。
耐久性が高く大きな圧力がかかっても歪みにくいCLTなら、重量のある太陽光発電システムを設置しても難なく支えることが可能です。
竣工(予定日) | 2018年 |
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延床面積 | 1029.74m2 |
構造 | 木造、一部鉄筋コンクリート組積造 |
使用したCLT | 不明 |
防耐火構造 | 不明 |
西消防署河北出張所は、全国で初めてCLTパネル工法を用いて建てられた消防署です。厚さ90mmのCLT壁パネルと厚さ150mmの屋根パネルを採用しており、非常に高い強度を持つ建物に仕上げています。そのため、万が一大震災などが発生した場合も建物が崩れる可能性が極めて低く、人員を欠かすことなく地域住民の救助活動ができるでしょう。
また、CLTパネル工法はパネルの製造・加工が終わっている状態で現場へ届くため、他の工法よりも短い期間で施工できます。
竣工(予定日) | 2019年10月 |
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延床面積 | 151.29m2 |
構造 | 木造(CLTパネル工法) |
使用したCLT | 不明 |
防耐火構造 | 不明 |
消防署はCLTよりも、従来の工法で建てられているケースの方が多いです。ここからは、木材で建てられた消防署の事例をチェックしていきましょう。
県産材を使った木造2階建ての消防署です。保守性と耐久性を高める目的で、外壁にガルバリウム鋼板を使用しているため一見すると分かりませんが、主要構造部分には杉、土台部分には桧が使用されています。
また、消防車を格納するために、車庫には大断面集成材を採用。集成材は強度が高く形状変化も起こりにくいので、大開口を設けたい部分に使うのに最適でしょう。木造建築は電気・機械設備工事などを含めても、他の構造より費用がかかりにくいのもポイントです。
竣工(予定日) | 2015年 |
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延床面積 | 306.00m2 |
構造 | 木造 |
使用したCLT | 不明 |
防耐火構造 | 不明 |
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