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CLT工法と他工法を比較

CLTの普及はSDGsなど世界的な地球環境問題への取り組みの流れや国の推奨もあり、今後利用が拡大すると言われています。では現在主流となっているるS造やRC造と比べてどうなのか、メリット・デメリットを整理しました。

CLT工法と他工法の違いを表している画像

CLTパネル工法とは

工場で加工されたCLTパネルを建築現場に持ち込み、すぐに現場で作業に移れるCLTパネル工法は、施工作業の効率化により工期が短くできたり、面材のパネルを組み合わせる工法なので建物デザインの自由度が高いなどのメリットがあります。

CLT木材はひき板に繊維が直交するように接着し、直交集成板とも呼ばれており、耐震性に優れている上に軽量のため地盤補強工事が必要になることも少ないのが特徴です。一方でまだ製造メーカーが8社で※部材コストが高めというデメリットがあります。

現在、中低層の建物ははS造やRC造で建築されるケースが多いですが、今後CLT工法が普及拡大していく可能性がどの程度あるのか知るためには、それぞれのメリット・デメリットを理解しておくことが必要です。

※参照元:これを読めばわかるCLT:日本CLT協会[pdf](https://clta.jp/wp-content/uploads/2017/04/CLT_BOOK_28P_FIX_9MB.pdf

S造

S造は鉄骨造のことです。メリットは安定した品質の部材を提供でき工期が短いこと、また強度が高く特に耐震性・耐久性に優れており、柱や梁の本数を少なくできるため建築デザインの自由度が高いことなどがあります。

デメリットは音や熱が伝わりやすいこと。住宅の場合は生活音が気になったり、断熱性も低いので夏は暑く、冬は寒くなりやすいことです。また火災の際は高温になると強度が一気に下がり崩壊してしまう可能性もあります。

S造とCLT工法の比較

RC造

RC造とは鉄筋コンクリート造のことです。メリットは住宅性能に優れ、耐震性・耐火性・遮音性・断熱性が高いことです。強度が高く劣化しにくい性質があるため木造よりも耐用年数が長く設定されるのもメリットの一つです。

デメリットとしては重量があり工期が長いのでトータルの建築コストが高くなることです。また密閉性が高いため、換気システムをしっかり整備しておかないと、結露やカビが発生しやすくなってしまうことがあります。

RC造とCLT工法の比較

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