ここでは、「快適で豊かな住環境の創造」を理念に、建材の製造販売からプライベートブランド事業までを手掛けるジャパン建材について、特徴・CLT生産体制・環境への取組みなどをまとめました。実際の建築事例についても画像とあわせて紹介しています。
対応できる製造サイズ 接着剤(種類・使用環境※) |
幅はぎ接着 | |
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木材 | 8m×13m | 記載なし |
※接着剤の使用環境
A・・・屋外を想定し、高度な耐候性、耐熱性、耐水性、耐火性を求められる環境
B・・・屋内を想定し、高度な耐火性、通常の耐候性、耐熱性、耐水性を求められる環境
C・・・屋内を想定し、通常の耐候性、耐熱性、耐水性が求められる環境
ジャパン建材は、戸建住宅向けのサービスに加えて公共施設・商業施設などの建築について、トータルサポートを行っている企業です。グループ会社と緊密に連携しながら、ファブリケーターとして生産した構造部材の施工(建方)も実施しています。
社内には木質構造建築専用の対応部署を設け、集合住宅・公共施設・その他の建築関連事業を手掛けています。木質構造建築を多数扱ってきた経験を活かし、構造設計事務所として適切な部材を「適材適所設計」することが可能です。
ジャパン建材では、住宅建材総合展示即売会「ジャパン建材フェア」の実施、プライベートブランド「Bulls」やエコブランド「J-GREEN」の提供、高性能住宅に関する情報発信や実務サポートなど、住まいと住まいづくりに関わるさまざまな事業を展開しています。
ジャパン建材と他の4社が共同開発したオリジナルのCLTパネル工法「TEシステム」は、2022年3月25日に完成した事務所棟の8m×13mの大空間に使用されています。
「快適住実の家」は家を建てるなら工務店を選びたいというユーザーを増やすことを目標に、家造りについての情報とサービスを提供している組織です。その会員は、工務店と販売店などからなっており、さまざまなサポートが行われています。
まず、公式サイトでは工務店を検索することができ、住宅資金計画に関する無料ファイナンシャルプランナーの相談も受けられます。
その他、具体的には地盤調査、長期優良住宅をはじめとする申請手続きのサポート、住宅ローンとリフォームローンを取りそろえているといったサポートもあります。
「JKサポートセンター」とは工務店の住まい造り支援サービスのこと。建築行政の流れを踏襲し、営業や受注などの支援を始め、アフターフォローまでサポートしています。
申請サポートももちろんあり。長期優良住宅を始め、高性能住宅の仕様についての相談も行われています。こうしたサポートにより、工務店で扱う申請業務への負担を軽減し、設計・建築・デザインなどに費やす時間をしっかりと確保できるようになります。
また、プランボードの作成もフォロー。手書きの図面を取り引きや打ち合わせで用いられる3Dパースの図面へと仕上げることができます。
「JKエンジニアリング」はシステムキッチンとユニットバスのメーカーが認定している施工店のネットワークです。
北海道から九州まで対応しており、主力メーカーのシステムキッチン、及びユニットバスの組立と施工を行えます。
また、全施工店がメーカー認定施工資格を持っているのもポイント。と、同時に全施工店が工事賠償責任保険にも加入しています。
参照元:ジャパン建材(https://www.jkenzai.co.jp/business/jk-engineering.html)
昨今の住宅建築は、ウッドショックや国際情勢の影響もあり、著しい変化を見せています。建築をなりわいとしている会社にとっても、柔軟に対応する必要がある時代と言えるでしょう。
そこで、「雙環フォーラム」では、こうした建築業界を取り巻く環境を中長期的に多方面から分析し、人間力を備えた経営者の育成に役立てようとしています。
ちなみにフォーラム名の「雙環」は、平成20年に発足したことなどを踏まえ、「2」を意味する「雙」の字と、「0」をイメージする「環」から名づけられています。
「未来を想い、大切な自然に寄り添う」を合言葉に、ジャパン建材では「J-GREEN」事業を開始。合板・木材製品のエコブダンドで、合法性に配慮した環境に優しい製品の国内外での普及をと考えています。
森林資源・木材産業を守るために、管理された森林の利用促進によって安心・安定の付加価値もと考えています。ちなみに企画提案からも行っており、商品知識を元にメーカーや仕入れ先と連携。依頼者のニーズに合った商品を企画・提案します。
年に2回、住宅総合建材展示即売会を開催しています。
住宅業界の未来を提案するためのイベントは、一般の来場者をお断りしている、まさに「業界のため」のイベントです。
新商品や売れ筋商品の展示・実演を行いつつ、商談も可能となっています。東京ビッグサイトで開催されるこの展示会は1978年から行われており、毎回2万人以上の来場者が訪れる日本でも屈指のイベントとなりました。そんなイベントをジャパン建材は主催しているのです。
住まい方や暮らし方のコーナーや建材を販売する特価市場コーナーがあります。
ジャパン建材のプライベートブランドです。これまでに培ってきた経験、さらには現場の声を合わせ、品質・機能・価格すべてに妥協せず商品開発を行っています。
土のうステーション、スペースリフト、ヒートウェア、パワーコメット、断熱基礎点検口など、現場に求められる高品質の製品を多数リリース。もちろん、今後もより実用性の高い製品を作り続けることでしょう。
ちなみにジャパン健在フェアにて、Bullsのブースも用意されています。
リアルタイムの資材調達・納入を実現したメーカー統合の発注システムです。
様々な業界にIT化・システム化が訪れていますが建設業界の現場負担軽減・効率化のために発注管理ツールもリリースしています。
MEWSはクラウドシステムとなっていますので、インターネット環境に接続できるパソコンがあればすぐに導入できます。
リアルタイムでの確認が可能なシステムなので、納期も即座に確定。今後の計画が立てやすいです。
サーバーを介して販売店の販売管理システムに発注データをダウンロードすることができるので、入力作業が効率化されます。
データとして記録されることから、納品書のペーパーレス化にも寄与します。
建材屋としてセレクトショップを開設しています。ちなみにアイテムは公式instagramアカウントにて紹介されています。
ジャパン建材が拠点を置く地域は、2020年4月時点で東日本に24拠点、西日本に41拠点、そして首都圏に35拠点あります。
こうして日本全国に張り巡らされた営業ネットワークにより、建築に用いされる資材の調達はスムーズに、しかもタイムリーな時期で配送できるようになっています。
国内からだけでなく、ジャパン建材の拠点は海外にも多数。東アジア・中国・アメリカなどの拠点を通じ、木質製品の輸入と、建材などの調達も行っています。
奈良県御所市に完成した木造の事務所棟には、TEシステムによって造られたCLT木材が使われています。内部は柱なしの空間に仕上げられており、平屋ならではの開放感が魅力的です。
埼玉県春日部市に建設された地域交流施設。集成材・LVLが構造部材として採用されました。建材としてカラマツも使用されています。省CO2のモデルとして、シンボル的な役割を担っています。地元民の地域交流の場として用いられるので、落ち着いた雰囲気に仕上げられました。
山梨県韮崎市に建設された多目的休憩施設。木質構造部材としてLVLを採用。建材としてアカマツ・カラマツが用いられています。山梨県産材 LVL 認証第1号として建築されており、ふれあいの場として活用されています。
神奈川県川崎市に建設された観光施設。木質構造部材としてLVL・集成材が採用されています。建材として神奈川県産材のスギが使用されており、地産地消に繋がっています。片流れ屋根を採用しているので、天井高が高く取れ、開放感のある空間に仕上がりました。
秋田県南秋田郡に建設されたチャペル。木質構造部材として集成材が採用されています。建材にはベイマツが用いられ、木の温もりが感じられる空間に仕上がりました。チャペルとして建築されているので、ゲートのような三角屋根を採用しています。
東京都神津島村に建設された図書館。木質構造部材として集成材を採用しています。建材として東京都多摩産のスギが用いられており、趣のある建物が完成しました。神津島村に初めて建築された図書館で、洗練されたデザインが採用されています。
年間製造能力 | 公式ホームページに記載なし |
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製造外対応 | 設計・計画・加工・施工・販売 |
ジャパン建材は、木質構造建築を戸建住宅から商業施設まで施工実績が豊富な会社。CLT木材を使った建築にも注力しています。自社でCLT工法や加工が行えない場合は、設計・計画から販売・施工までを一貫して任せられる会社を選ぶことをおすすめします。
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チェック
社名 | ジャパン建材株式会社 |
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所在地 | 東京都江東区新木場1丁目7番22号 |
URL | https://www.jkenzai.co.jp/ |
電話番号 | 03-5534-3711 |
営業時間 | 公式ホームページに記載なし |
定休日 | 公式ホームページに記載なし |
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