近年の日本で普及が進んでいるCLT木材。主にビルなどの中・大規模建築物の木造化に使用されていますが、学校のような教育施設でも利用され始めています。このページでは、CLT木材を用いた学校の施工事例をご紹介します。
引用元:岸之上工務店公式ページ
(https://www.kishinoue.co.jp/news/entry-116.html)
CLT工法を使用した日本初の学校は2020年に完成しました。
参照元:岸之上工務店公式ページ(https://www.kishinoue.co.jp/news/entry-116.html)
木造3階建ての学校で、一般的な鉄筋コンクリート造の学校と比べて外観のイメージが大きく異なっています。こちらは外壁も木目が際立っているほか、ガラスを多用しているのが特徴。全体的にスタイリッシュな外観に仕上がっています。
なお、外壁は地上1階から3階まで貫かれており、12メートルの大きさのCLTパネルが使用されています。複数の板を組み合わせたのではなく、1枚のパネルを使用していることが大きなポイントです。
千葉県市川市にある小学校のCLT活用事例です。地上二階建ての木造校舎で、CLTパネル工法を使用して建てられています。屋根や床、壁や階段がCLTでできており、広く使用されていることが伺えます。
こちらの後者は、既存校舎との連絡や地区の高さ制限を考慮している一方、天井の高さを確保するためにCLT2方向フラットスラブが採用されています。また、階段や外観の軒天などをCLTで現したことで、木材の風合いや存在感が強調されています。
昭和学院小学校 ウエスト館は、2022年にウッドデザイン賞の奨励賞(審査委員長賞)を受賞しています。軒高を抑えながら、国産材のCLTを構造部・内装材に使った空間づくりに配慮した点や、生徒が木の表情・質感を感じられる設計の工夫が評価されました。
CLTを現しとすることで木育サインを施すなど、次世代を担う子どもたちが環境について考える場を生み出しているのもポイント。ダイナミックなデザインと、学びの空間を両立させています。
参照元:ウッドデザイン賞 受賞作品データベース(https://www.wooddesign.jp/db/production/1694/)
【基本情報】
竣工(予定日) | 2021年11月 |
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延床面積 | 1467.84m2 |
構造 | CLTパネル工法 |
使用したCLT | 700m3 |
防耐火構造 | 準耐火建築物 |
宮城県仙台市にある、東北大学のCLT木材のモデル実証棟です。CLT木材を用いた建築物の設計・施工の推進や、県内木材の利用拡大のための検証などを目的に建てられ、2018年にはグッドデザイン賞を受賞しています。
参照元:Good Design Award公式ページ(https://www.g-mark.org/award/describe/48040)
こちらは建築物の形状が特徴的で、内部の空間を実現するためにCLTパネル工法が用いられています。壁や床はCLT木材を使用している一方、接合部は木ダボを用いるなど、木材の多用しているのが特徴。意匠や構造、設備の3つが融合したCLT空間の実現を目指しているとのことです。
東北大学 建築CLTモデル実証棟は、階段教室断面を組み合わせることで、スタジアム状の空間が形成されています。建物の配置は狭小地を想定しており、少ない基礎から空間を持ち出せるように配慮した設計になっています。地盤面よりやや高い位置にフロアを設置し、床下空間を機械室として設計。さらに建物の平面・断面は隅切りを施しています。
このような工夫により、狭小地で広々とした空間を確保するとともに、樹木が生い茂る周辺環境にも調和したデザインを実現しています。
【基本情報】
竣工(予定日) | 2017年12月 |
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延床面積 | 90.36m2 |
構造 | CLTパネル工法 |
使用したCLT | 14.9m3 |
防耐火構造 | その他 |
高知県立林業大学校のCLT活用事例です。CLT棟、耐火棟、在来工法棟の3つに分けて施工されています。それぞれの棟は学校の教材になることを意識しており、耐火棟を挟むことで各棟を1,000m2以下にするなどの工夫が凝らされています。
CLT木材は、壁や床、天井に使用しています。木目がそのまま活かされており、学生は木の風合いを間近に感じながら日々学ぶことが可能です。
高知県立林業大学校は、CLTによって建物のデザイン性と安全性を両立させています。ほとんどの部分はCLTを現しとして使い、木の風合いをデザインに活用しているのが特徴。また、CLTに張弦梁を組み合わせるなど、構造をそのままデザインとして活かしています。一方、耐火棟を設けることによって耐火性能を高め、建物の安全性を確保しています。
【基本情報】
竣工(予定日) | 2017年9月 |
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延床面積 | 1460.45m2 |
構造 | 木造(軸組工法CLT利用) |
使用したCLT | 161.53m3 |
防耐火構造 | 地域指定なし/一部耐火構造 |
山形県鶴岡市にある羽黒高校の新校舎です。木造3階建ての校舎で、1階の天井部分(2階床)の一部をCLTの現しとしています。CLTの使用量は他の活用事例に比べて少なめであるものの、2015年の建築基準法改正後では日本初となる木造3階建て校舎です。
参照元:株式会社日本設計公式ページ(https://www.nihonsekkei.co.jp/projects/7366/)
また、燃え代を45mm確保しているのもポイント。木造であるものの、1時間の準耐火構造に対応しています。
羽黒高等学校新校舎は、鉄筋挿入接着構法によるラーメン構造を取り入れており、耐力壁がないフレキシブルな設計を実現しています。
また、生徒たちが集まるカフェテリアの上部床をCLTにすることで、木の質感があふれる空間を演出。さらに床施工が簡略化されたことにより、施工期間の短縮化に成功しています。
【基本情報】
竣工(予定日) | 2017年3月 |
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延床面積 | 5,480m2 |
構造 | 木造(大断面集成材CLT利用) |
使用したCLT | 20m3 |
防耐火構造 | 法22条区域/1時間準耐火構造(燃え代45mm) |
福島県郡山市にある美容学校のCLT活用事例です。壁と屋根部分にCLTが使用されています。校舎は4棟の木造と3棟のRC造で構成されており、特徴的なデザインの外観に仕上げられています。
また、木造部分(X方向)はCLTパネル工法、Y方向はラーメン工法を組み合わせて建築されているのもポイント。RC造の区画を設けることで、CLT部分を現しで使用しています。さらにCLTと針を一体化した屋根パネルを採用するなどの工夫も凝らされています。
【基本情報】
竣工(予定日) | 2017年3月 |
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延床面積 | 1447.62m2 |
構造 | X方向:CLTパネル工法/Y方向:木造ラーメン複合構造 |
使用したCLT | 216m3 |
防耐火構造 | 木造部:その他/RC部:耐火構造 |
引用元:横田建設株式会社公式ページ
(https://yokota-construction.com/achievement/国立大学法人福井大学教育学部附属義務教育学校//)
福井県にあるCLT建築物です。福井大学教育学部付属の義務教育学校で、前期課程・後期課程各校舎の中央に建てられました。構造はW造2階建て(CLTパネル工法)とRC造です。柱はもちろん、壁や梁にも木材が使用されており、木目をそのまま活用した現しで仕上げているのが特徴。また、壁や柱なども少なく、広々とした開放的な空間が確保されています。内装デザインはシンプルで、木目と合わせて落ち着いた雰囲気が感じられます。
福井大学の義務教育学校中央棟は、CLTの断熱性能や省Co2性能を確認するため、2019年8月に室温や湿度などが計測されました。その結果、CLTを用いた部屋は冷房停止後の室温が緩やかで、CLTの長時間の蓄放熱効果が確認されました。立地や構造にもよりますが、CLTを用いることで、建築物の省エネ性能を高められる可能性があります。
参照元:内閣官房公式ホームページ(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/cltmadoguchi/pdf/clt_seifu_torikumi7.pdf)
【基本情報】
竣工(予定日) | 2018年12月 |
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延床面積 | W造726m2・RC造70m2 |
構造 | W造2階建て(CLTパネル工法)・RC造2階建て |
使用したCLT | 記載なし |
防耐火構造 | 記載なし |
引用元:株式会社東畑建築事務所公式ページ
(https://www.tohata.co.jp/works/?mode=show&seq=3003)
こちらは岡山県真庭市にある複数の小学校が統合され、新たに誕生した校舎です。随所にCLTが使用されており、自然を身近に感じられる構造になっています。なお、小学校だけではなく、認定こども園としても活用されています。
真庭市では、2007年に木材の利用推進指針が策定されていました。2014年にはCLTを用いたバス停が完成するなど、木材を積極的に取り入れている地域です。また、真庭市は林業が盛んな地域であり、市内には多数の林業事業体や原木市場、製材所が散在しています。
そのような背景を持つ真庭市ですが、当初は木造軸組工法で北房小学校を建築予定でした。しかし、国土交通省からCLT活用に関する一連の告示がなされ、市内にCLT製造工場があったこと、市産材の利用が見込めることなどから、CLTへと設計を変更したそうです。
そして完成した北房小学校の校舎は、耐震壁や屋内運動場の屋根材と入口付近の内装材にCLTが利用されています。認定こども園においても、遊戯室の屋根材や保育室などの構造壁・2階床版・屋根板にCLTを取り入れています。一般的なCLTは、単一の材料を用いています。一方、北房小学校ではスギとヒノキを合わせたCLTを開発し、ヒノキの生産が盛んな地域の木材事情に対応させています。
参照元:内閣官房公式ページ[pdf](https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/cltmadoguchi/pdf/clt_seifu_torikumi10.pdf)
【基本情報】
竣工(予定日) | 2018年 |
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延床面積 | 4,656m2 |
構造 | 木造(一部鉄筋コンクリート造) |
使用したCLT | 169m3(小学校)・724m3(認定こども園) |
防耐火構造 | 記載なし |
参照元:内閣官房公式ページ[pdf](https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/cltmadoguchi/pdf/clt_seifu_torikumi10.pdf)
引用元:新企画設計株式会社公式ページ
(https://shinkikaku.info/works/観音寺市立観音寺中央幼稚園/)
香川県観音寺市にある幼稚園の事例です。建物は弧を描くような形状にデザインされています。取り入れたCLTはトータルで93m3。廊下の天井板や外部テラスのひさし部分のほか、バス停のキャノピーがCLTを利用しています。
建物は木の風合いが前面に出ており、優しい雰囲気を醸し出しています。一方、柱をカラフルな色合いにするなど、愛らしいデザインに仕上げられています。園児たちは木の風合いを身近に感じながら、楽しく過ごせることでしょう。
【基本情報】
竣工(予定日) | 2018年11月 |
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延床面積 | 1,690m2 |
構造 | 木造(一部RC造) |
使用したCLT | 93m3 |
防耐火構造 | 記載なし |
参照元:文部科学省公式ページ[pdf](https://www.mext.go.jp/content/20200327-mxt_sisetuki-000005841_1.pdf)
引用元:山佐木材株式会社公式ページ
(https://woodist.jimdo.com/施工実績/教育施設-1/宮崎大学創立330記念交流会館/)
宮崎大学内の木花キャンパス構内の敷地内に建築された施設の事例です。教育文化学部と工学部、農学部、医学部の創立年数を合計し、330記念交流会館と名付けられました。記念館内は学生共有施設のほか、売店やコンベンションホール、オープンテラスなどが設置されています。CLTはコンベンションホールで使われており、音響拡散板としての機能を持たせています。
宮崎大学創立330記念交流会館は、地域と環境への貢献を考慮し、県産材を用いた木造建築物として計画されました。また、コンベンションホールは18.2mの長スパンとし、大きな空間を確保する必要がありました。そのため、当時普及しつつあったCLTを組立梁の構成材として採用したそうです。
宮崎大学創立330記念交流会館では、コンベンションホールのトラス梁にCLTが活用されています。ホールという性質上、天井は音響を考慮した構造にしなくてはいけません。そこで構造部材だけでなく、音響拡散板としての機能を持たすため、両方の機能を併せ持ったCLTを採用。スギの製材とCLTを組み合わせて梁を作成し、コンベンションホールの天井に取り入れています。これにより、特徴的なデザインの天井が完成しました。
内閣官房公式ページ[pdf](https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/cltmadoguchi/pdf/clt_seifu_torikumi10.pdf)
【基本情報】
竣工(予定日) | 2014年9月 |
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延床面積 | 1,670m2 |
構造 | 木造 |
使用したCLT | 35m3 |
防耐火構造 | 記載なし |
引用元:株式会社三四五建築研究所公式ページ
(http://www.miyoi.co.jp/jirei/kenritsudai)
富山県立大学の敷地内に建設された施設の事例です。県産材の利用促進におけるシンボルとして建設されました。構造部分はもちろん、造作や下地に各地域のスギ・ヒノキを取り入れています。CLTは県産のスギで作られており、建物の耐力壁に採用されています。
中でもホールはデザインが独特で、12角形状の構造になっています。柱や梁、内装には県産のスギが使われています。また、2階の各部屋はCLT耐力壁や県産の造作材を利用。壁などは現しとして仕上げ、温もりと安らぎある空間を作り出しています。
富山県立大学学生会館は、耐力壁にCLTを採用しており、ダンパーによって構造躯体に接合されています。これによって建物の制振効果が高まり、大きな地震にも備えられる構造にしているのが特徴。また、引張耐力が求められる柱の頭部・脚部については、高い耐力を持つコネクタで接合し、地震の揺れによる変形・破壊が起こりにくいようにしています。
【基本情報】
竣工(予定日) | 2019年3月 |
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延床面積 | 860m2 |
構造 | 木造 |
使用したCLT | 記載なし |
防耐火構造 | 記載なし |
岡山県にある高校の建築事例です。2階建ての特別教室棟で、CLTは21m3ほど使用されています。建物は木造として計画されており、明るいデザインに仕上げられています。なお、CLTは2階の床下地材に取り入れています。床材にCLTを取り入れるケースはよく見られるため、設計時の参考にできる事例といえるでしょう。
【基本情報】
竣工(予定日) | 2016年2月 |
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延床面積 | 671m2 |
構造 | 木造 |
使用したCLT | 21m3 |
防耐火構造 | 記載なし |
参照元:内閣官房公式ページ[pdf](https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/cltmadoguchi/pdf/clt_seifu_torikumi10.pdf)
山梨県大月市にある大学の事例です。大月短期大学の講義棟で、2017年2月に完成し、同年の前期課程から使用が開始されています。延床面製は2,464m2、建物は木造ですが、一部にS造を組み合わせて設計されています。CLTは床パネルのほか、壁のデザインパネルとして採用しているのが特徴。他にも柱や梁、外装に木材が使われています。また、ガラスも多用しており、自然光をたっぷり取り込めるようにしているのもポイントです。
【基本情報】
竣工(予定日) | 2017年2月 |
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延床面積 | 2,464m2 |
構造 | 木造(一部S造) |
使用したCLT | 11m3 |
防耐火構造 | 記載なし |
引用元:山梨県公式ページ
(https://www.pref.yamanashi.jp/eizen/09391977040.html)
山梨県にある特別支援学校の事例です。木造2階建て(一部RC造およびS造)の校舎で、エントランスの吹き抜けにある2階の廊下壁や、食堂の腰壁にCLTが利用されています。校舎は木造化されており、随所に木を用いているのが特徴。中でもCLTを利用した廊下壁は印象的なデザインに仕上げられています。また、屋根のトップライトから中廊下に光を取り入れるなど、施設全体が明るくなるように設計されています。
【基本情報】
竣工(予定日) | 2018年12月 |
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延床面積 | 6,884m2 |
構造 | 木造(一部RC造・S造) |
使用したCLT | 7m3 |
防耐火構造 | その他 |
参照元:内閣官房公式ページ[pdf](https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/cltmadoguchi/pdf/clt_seifu_torikumi10.pdf)
引用元:木材利用推進中央協議会『大豊町立大豊学園』【PDF】
(https://www.jcatu.jp/_files/national_meeting/r4_gaiyou.pdf)
高知県長岡郡大豊町にある大豊町立大豊学園の校舎です。木のぬくもりが感じられる、美しい外観が印象的です。こちらの校舎は木造建築で、軸組工法・CLTパネル工法が採用されています。大豊町で製造されているCLTに、製材や集成材を組み合わせて使用する手法で建築されました。
また、使用されている全ての木材が地域材(大豊町のスギ・ヒノキ)であるところも、大きな注目ポイントです。既存の森林整備に加え、木材供給の地域連携体制もしっかりと活用し、CLTを含むさまざまな木材を、適材適所にそしてスムーズに調達することができました。
【基本情報】
竣工(予定日) | 記載なし |
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延床面積 | 3,251.99m2 |
構造 | 木造(軸組工法、CLTパネル工法) |
使用したCLT | 記載なし |
防耐火構造 | 記載なし |
参照元:木材利用推進中央協議会【PDF】(https://www.jcatu.jp/_files/national_meeting/r4_gaiyou.pdf)
日本を代表する樹種ヒノキの
特徴と
CLT木材への活用などを紹介
引用元:丹羽建築設計事務所
(https://www.niwa-archi.com/bldg_works/岡山市錦保育園/)
美しい田園地帯が広がる、自然豊かなエリアに位置しているこちらの施設は、錦認定こども園です。素敵な木造建築が印象的です。CLTパネル工法が採用されています。
建築コストをできるだけおさえるためではありますが、シンプルですっきりとした外観に仕上がっています。「こども園にふさわしい魅力をつくる」「木のぬくもりやかおりを体感できる施設」などを設計方針として建てられました。また、CLTならではの特性を生かした設計になっているところや、室内外の視認性が高いところなども注目ポイントです。子どもの安全にもしっかりと配慮した施設だといえます。
【基本情報】
竣工(予定日) | 2018年3月 |
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延床面積 | 311.23m2 |
構造 | 木造(CLTパネル工法) |
使用したCLT | 記載なし |
防耐火構造 | 記載なし |
参照元:錦幼保A1【PDF】(https://www.city.okayama.jp/shisei/cmsfiles/contents/0000004/4753/000360284.pdf)
CLT木材は、さまざまな建築物で導入が進んでいる一方、CLTを用いた建築物の設計・施工に対応した業者は限られるのが実情です。対応可能な範囲も異なるため、もし設計から対応してもらいたい場合、自社に適した業者を選ぶ必要があります。いくつかの業者に相談したうえで、しっかり見積もりを取って選ぶことをおすすめします。
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