グレーティングは、木材の品質を正しく表示するためにおこなわれる検査です。グレーティングの具体的な内容について、わかりやすく解説していきます。
グレーディングは、乾燥工程を終了した木材のみを対象におこなわれる検査です。乾燥させた木材の含水率や強度を調べた際に、木材強度を表す単位のヤング率「E」の記号を表示していきます。
建築において発注者のニーズに応えたり、工事期間をできるだけ短くしたり、コスト削減につなげるよう努める姿勢が求められます。しかし発注者から見ると、素早い対応に越したことはありませんが、納入時に木材の性能をしっかり確認できたほうが、安心できるでしょう。
グレーティングにおける主な検査方法について、具体的に説明していきます。
木材を1本ずつ計測し、取得した上で、1本ずつロット管理します。
検査をできるだけ正確におこなうためには、熟練スタッフのスキルが必要になります。はじめに機械を通して材料の曲りをとる必要があるのですが、粗削り自体が難しいだけでなく、瞬時に判断していくことも求められるからです。木材を輸送する際にキズが付いてしまったり、あるいはプレカット工場で仕上げをしたりするケースもあるので、3mm少なめに削っておくのが一般的のようです。
参照元:ぎふの木ネット協議会(https://gifunoki.net/infiltration/grading/)
ローラーで送られてくる木材が自動的に方向転換されるようにして、木材がそのまま含水率計がセットされている位置まで移動するのを待ちます。含水計で測定がおこなわれると、コンピューター処理された含水率の数値がモニターに表示されるので、その場で確認することが可能です。
木材を叩いて衝撃を加え、それが跳ね返ってくる周波数を測ることで、木材の強度を知ることができます。人力で叩くのではなく、オートメーション化された機械のプロセスの中でおこなわれます。モニターで測定数値を確認し、含水率とあわせてロット管理をします。
測定が終わったら、測定結果を印字します。木材に直接印字するのを避けたい場合には、テープを貼ったり、木口にロット番号を書いたりするなどの対応をします。
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